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下痢・水下痢

下痢・水下痢が止まらない・
繰り返す方へ

下痢・水下痢が止まらない・繰り返す方へ下痢の症状は、日常生活に支障をきたすほどの激しいものから、軟便に近い軽いものまで、様々です。
大腸がんなどが原因で、下痢と便秘を繰り返すこともあります。
軽い下痢であっても、長く続く場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。
自己判断せずに、早めに当院にご相談ください。

下痢の原因

下痢の主な原因としては、暴飲暴食、過度の飲酒、香辛料や刺激物の摂取、過度のストレス、ウイルスや細菌による感染症、薬の副作用、炎症性腸疾患などが挙げられます。
下痢は、便が大腸内を通常よりも早く通過するため、水分が十分に吸収されないことが原因で起こります。

下痢の症状チェック!
当てはまるものはありませんか?

下痢の症状チェック!当てはまるものはありませんか?
  • 環境の変化によって便秘になりやすい
  • 緊張すると腹痛が起こる
  • 通勤・通学中に腹痛や下痢が起こる
  • 休日は症状が落ち着く
  • 排便すると症状が緩和する

下痢の危険な症状

下痢の危険な症状下痢は、「ストレスのせい」「体質だから」と軽く考えがちです。
一時的な下痢であれば、あまり心配する必要はありません。
しかし、次のような症状がある場合は、重大な病気の可能性もあるため、すぐに当院を受診してください。

  • 吐き気や嘔吐がある
  • 激しい腹痛を伴う
  • 血便が出る
  • 発熱や脱水症状がある
  • 排便後も腹痛が続く

下痢を伴う病気

下痢が長引いたり、繰り返したりする場合は、何らかの病気が潜んでいる可能性があります。
近年、若い世代に増えている過敏性腸症候群も、下痢を引き起こす病気の一つです。
その他にも、感染性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、絨毛性腫瘍、大腸がんなどが原因で、下痢の症状が現れることがあります。
自己判断は危険ですので、気になる症状がある場合は、当院にご相談ください。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、腹痛や腹部不快感が3か月以上続く病気です。
症状によって、下痢型、便秘型、下痢と便秘を繰り返す型の3つに分類されます。
過敏性腸症候群の特徴は、強い腹痛、下痢、便秘、お腹の張りなどの症状があるにもかかわらず、大腸内視鏡検査やCT検査などの検査では異常が見つからないことです。
ただし、過敏性腸症候群と診断された後から、大腸がんや、女性では卵巣や子宮の腫瘍が見つかることもあります。そのため、安易に過敏性腸症候群と自己判断せずに、まずは重大な病気が隠れていないかをきちんと検査することも大切です。
当院では、患者様の不安な気持ちに寄り添い、リラックスして検査を受けていただけるよう眠った状態で行う大腸内視鏡検査を実施しています。

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炎症性腸疾患
(潰瘍性大腸炎・クローン病)

大腸や小腸の粘膜に慢性の炎症が起こる病気として、潰瘍性大腸炎やクローン病などがあります。
原因はまだはっきりとは解明されていませんが、遺伝子などが関係していると考えられています。
主な症状としては、下痢、血便、腹痛、動悸、息切れ、体重減少、めまいなどがあります。
これらの症状は、一度改善しても再発を繰り返すことが特徴です。
潰瘍性大腸炎やクローン病が疑われる場合は、大腸内視鏡検査が必須となります。
また、これらの病気では、定期的な検査が必要となることがほとんどです。

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大腸がん(大腸ポリープ)

大腸がんが進行したり、大腸ポリープがあると腸管が狭くなり、便の通過を妨げるようになります。
その結果、お腹の張り、下痢、排便回数の変化、ガスが増えるといった不快な症状が現れます。
特に、40~50代以降は、大腸がんになるリスクが高まるため、些細な症状でも、一度は大腸内視鏡検査を受けることを強くおすすめします。

大腸がんについて
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大腸ポリープについて
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感染性腸炎

ノロウイルスやサルモネラ菌、O-157などの病原体が原因で起こる腸炎は、激しい水下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱、血便などの症状を引き起こします。

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絨毛性腫瘍
(絨毛腺腫・絨毛腺がん)

絨毛腺腫は、良性の腫瘍ですが、放置するとがん化するリスクがあります。
食生活の欧米化などが原因として考えられていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
多くの場合、自覚症状はほとんどありませんが、発生部位によっては、下痢や血便などの症状が現れることもあります。

下痢の治療方法

下痢によって脱水症状がひどい場合は、点滴などで水分を補給します。
下痢の原因となっている病気があれば、その病気の治療を優先します。
日常生活では、体を冷やさないように温めたり、消化の良い食べ物を少しずつ摂取したりするようにしましょう。
また、水分をこまめに摂取することも大切です。

突然の下痢(急性下痢)の場合

突然の下痢(急性下痢)の場合下痢のときは、脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給が重要です。
吐き気が強く、水分を摂取するのが難しい場合は、点滴治療を行うこともあります。
水分を摂取する際は、冷たい飲み物は避け、常温または温かい飲み物を選択しましょう。
食事については、消化がよく、胃腸に負担をかけないものを選びましょう。
透明なスープ、すりおろしたリンゴ、おかゆ、柔らかく煮たうどんなどがおすすめです。
また、感染拡大を防ぐために、トイレの後や食事の前などこまめな手洗いを心がけましょう。
特に、医療従事者や飲食関係者は、症状が完全に治まってから48時間以上経過してから仕事に復帰することが大切です。

繰り返す・続く下痢
(慢性下痢)

繰り返す・続く下痢(慢性下痢)下痢のときは、意識して水分摂取を心がけましょう。
また、胃腸に負担をかけない消化の良い食事を心がけることが大切です。
冷たいもの、アルコール、香辛料、カフェイン、牛乳などは、胃腸を刺激するため、控えるようにしてください。
消化がよく、栄養価の高い食品として、豆腐、納豆、卵、白身魚、ささみなどがおすすめです。
うどんやご飯は、柔らかく調理することで消化が良くなるため、積極的に摂取しましょう。

下痢・水下痢の時は
何を食べたらいい?

下痢のときは、消化がよく、胃腸に優しい食事を心がけましょう。

下痢の時に食べていいもの

下痢の時に食べていいもの下痢のときは、消化がよく、食べやすいものを中心に、体力の回復を促す食事を心がけましょう。
一度にたくさんの量を食べるのではなく、少量を数回に分けて、こまめに食べるようにしてください。

  • おかゆ
  • うどん
  • ささみ
  • 白身魚
  • 半熟卵
  • りんご

下痢の時に食べては
いけないもの

下痢のときは、消化がよく、胃腸に負担をかけない食事を選ぶことが大切です。
食物繊維の多い食材や、ガスを発生させやすい食べ物は控えましょう。

食物繊維が多い食べ物

食物繊維は消化が悪く、腸に負担がかかりやすいため、控えるようにしましょう。
具体的には、次のような食品は避けるようにしてください。

  • 果物
  • わかめなどの海藻類
  • きのこ類
  • こんにゃく

ガスを発生させやすい食べ物

下痢のときは、腸内でガスを発生しやすい食品は、控えるようにしましょう。
ガスが腸を刺激し、症状が悪化する可能性があります。
特に、次のような食品は注意が必要です。

  • 豆類
  • いも類
  • かぼちゃ
  • くり

刺激のある食べ物

下痢のときは、腸を刺激する食品は、控えるようにしましょう。
胃腸に負担をかけ、下痢の症状を悪化させる可能性があります。
具体的には、次のような食品は注意が必要です。

  • 香辛料を多く使った料理
  • 唐辛子などを使った辛いもの
  • コーヒー
  • アルコール飲料
  • 炭酸飲料